〔「い」は接頭語(yǔ)。「や」は物事のたくさん重なる意の副詞〕
① 事柄や狀態(tài)がだんだんはなはだしくなるさまを表す。いよいよ。ますます。また、あとからあとから次々に。 「その潮の-ますますにその波の-しくしくに/萬(wàn)葉集 3243」 「子孫うみのこの-継ぎ継ぎに見(jiàn)る人の語(yǔ)り次てて/萬(wàn)葉集4465」 「 -遠(yuǎn)ざかる雲(yún)隠りつつ/萬(wàn)葉集 2128」
② 狀態(tài)を表す語(yǔ)の上に用いて、はなはだ、非常に、の意を表す。 「菅畳-さや敷きて我が二人寢し/古事記 中」 「我が心しぞ-愚おこにして今ぞ悔しき/古事記中」 「 -遠(yuǎn)長(zhǎng)く祖おやの名も継ぎ行くものと/萬(wàn)葉集443」
③ 場(chǎng)所?順?lè)胜嗓虮恧拐Z(yǔ)の上に用いて、いちばん、最も、の意を表す。 「かつがつも-先立てる兄えをし枕まかむ/古事記中」